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2012年8月の22件の記事

2012/08/30

オイコノミア(2012/08/28放送分)

「食べておいしい経済学!?」(前編)と題して、食に関する経済学のお話。

まずは珍しくスタジオセットから。屋台のおでんやで、屋号が「のみや オイコ」・・・って、ネーミングが秀逸だな。その屋台のセットで又吉さんと最近おなじみの大竹文雄教授が経済について語るというシチュエーション。

まず、おでんやだからおでんの話。コンビニでおでんが登場したのは1979年。そのコンビニおでんは海外のコンビニで大ブームだと言うことだった。でも、当然国ごとに味付けが変わるのだろうな。こんな風に、おでんが世界中でブームだが、各国ごとにローカライズされる。つまり世界がグローバル化していく中で特色を残しながら地域に適応していくことを「セミグローバル」化というのだが(ていうか番組で言っていた)、「セミグローバル」という言葉よりも「グローカル」というほうが一般的な気がする。私自身も「グローカル」は知っていたが、「セミ・グローバル」は聞いたことなかった。グローカルの代表例は「テリヤキバーガー」。これは、日本のハンバーガーショップでローカライズされたもの。ハンバーガーに関しては、パンやパテの味もグローカルされているというし。例を挙げればきりがないな。でも、食品が多いのは、やはり食文化というのは変え難いものがあるということかも。

※ていうか、後で調べたら、セミグローバルという言葉は「コークの味は国ごとに違うべきか」という書籍を書いたゲマワット氏の言葉らしい。これは経済学用語として認知されているのか非常に疑わしいな。ググるとグローカルのほうがたくさんヒットするよ。(要継続調査)

それから経済の起源の話になり、「経済の始まりは食にあり」。15,000年くらい前頃の話で、狩猟生活から農耕生活になって、余った穀物を貯蔵することが始まった。それが、貯蓄。すなわちそこから経済が始まったとのこと。その管理や分配のため、政治や経済が興ったということ。

それから、16世紀に起きた世界のグローバル化(大航海時代)のきっかけが香辛料(こしょう)だったという話。当時、こしょうによる富を独占していたのはベネチア。仕入れ価格と販売価格の間に360倍の価格差があり、それでヨーロッパ諸国は香辛料を求めてインド航路発見に力を注いだ。ま、これは有名な話で、こしょうは同じ重さの金と交換されていたというから、相当高かったのだろうな。

そして話題は移って、エンゲル係数が教科書から消えたという話。エンゲル係数は、家庭の支出に含まれる食費の割合を指し、その値が小さいほど豊かである。っていうのは中学生の頃に習って、学生時代とかはエンゲル係数が高いとか低いとかを笑い話の種にしていたが、それが、日本では豊かさを指す指標としてはなじまなくなったと言うことで、教科書から消えたらしい。で、日本ではエンゲル係数は23%あたりをずっとキープしている。その間バブル崩壊や失われた10~20年の時代が続き、デフレにより生活が苦しくなったのだが、食生活が変わり、低価格の外食ができるようになった。それは、海外から安い食品が輸入されるようになったため。それで、食料費の割合が増えていないと言うこと。

その輸入に関する言葉として次に登場するのが、フード・マイレージ。フード・マイレージは「食品の輸入量(t)×食品が消費者の手元に届くまでの移動量(km)」で、その紹介のために又吉さんが回転寿司やに行っていたが、皿には「くら寿司」のロゴがきっちりと映っていた。これNHK的にはどうよ!。それはさておき、日本はフード・マイレージが抜群に高い国(もちろんトップ)だ。その回転寿司の食材はだいたい地球を1/3~1/2周くらいして食卓に届いていた。フード・マイレージが高いということは、世界中のバラエティ豊かな食料を口にすることができているという面では、日本人は贅沢なんだなと思う。

で、世界中から食料を調達している日本だが、その食糧自給率はという話題に。食糧自給率は生産額ベースでは70%だが、カロリーベースだと40%になるというダブル・スタンダード。でもカロリーベースで「自給率が低い!」と叫んでいるのは日本と韓国だけで、それ以外の国は生産額ベースで食糧自給率を発表している。そうやって、危機感を煽っているわけだね~~。日本は、畜産とか油脂類とか小麦などカロリーが高いものの多くを輸入に頼っているので、カロリーベースの食糧自給率は当然低めになるわけだ。日本がカロリーベースで食糧自給率を発表している理由は推測の域を出ていなかったな。

最後は自国が得意なものの生産に特化する~比較優位という言葉の復習。又吉さんはやっぱりその言葉を忘れていたが・・・。日本が食品を輸入に頼ることで、安価な食品を口にすることができるというところと結びつけていた。食料安全保障とは両立が困難な話になるが。

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ということで、最初は話の内容が飛んでいるように感じたが、エンゲル係数とフード・マイレージと食糧自給率で、最後はうまく話がまとまった。すばらしい。今回は構成に時間をかけたか?

しかし、また回転寿司が食いたくなった。たまには「一人回転寿司」に行こうかな。

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ガイアの夜明け(2012/08/28放送分)

~あなたの知らない"格安航空"の真実」最近国内の企業も参加して成長著しいLCCの話。

主にLCCの話。メリット、デメリットもあるので、知らない人は気をつけましょうと言うことですね。

メリット
・コストが安いこと

デメリット
・東京では、利便性の高い羽田ではなくて成田発着が多い
・荷物は有料。重さによって値段が変わるということ
・クリティカルな運行スケジュールなので、ひとたび遅延が発生するとそれが連鎖する
・旅客会社ごとに細かなルールが違うので、熟知しないと予期しないペナルティを支払わなければならない。チェックインなど

当面は今までのエアライナーを利用していた旅行者が異なる料金システムに面食らう場面が多いかもね。

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一方で、利便性の悪い成田に関してビジネスチャンスがあるということで、千葉県のバス会社が都心と成田を結ぶリムジンバスを1,000円で運行する。

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福岡空港にも結構飛来していますね。新しいコールサインに、おっと思ったらLCCだったというパターンが多い。

LCCが台頭してきたのは、航空会社に求めるものが二極化してくるということだね。一方で、高くても、定時運行でゆったりと搭乗したいし、機内でもゆったりしたい、というニーズは残るだろう。

一方で、安く旅行がしたいというニーズには、LCCがうってつけかな。ということで、LCCが国内旅行のパラダイムシフトを進めていくの・・・かな。

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2012/08/28

カンブリア宮殿(2012/08/23放送分)

【「年輪経営」で社員の幸せと会社の永続を目指せ!】という題で、長野県の伊那食品工業の塚越寛会長がゲスト。

まずは、会社の工場をガーデン(公園と寒天を中心とした食品の販売や寒天を中心とした飲食店を運営しているテーマパークみたいなもの)として開放しているのはすごいな。今はセキュリティの関連で、工場に外部の人を入れるのはまれなのに。

この伊那食品工業は寒天の大手メーカーだが・・・って、伊那食品工業って、聞いたことなかったよ。売上高174億円でシェア80%、従業員453人というから、長野県を代表する企業だな~~。寒天自体は、食物繊維が豊富でカロリーがほとんど0だから、健康食品として女性を中心に人気がある。

この企業の理念を一言で言えば「永続する」ことで、そのためには身の丈に合った成長が必要と言うことかな?それを塚越社長は「年輪経営」と言っていた。それで、48年間増収を続けたというのはすごい(その後いったん減収に転じるが、それは後述)。

番組で、年輪経営の極意として紹介されていたのは、
1.売りすぎない、長野県以外では都市圏にぽつぽつと店舗が展開しているだけ
  ある商品(カップゼリー)を大手スーパーから全国展開するように提案されたが断った
2.作りすぎない、なるべく廃番にしないと言うことで、ロングセラー商品が多くなる
  番組では、商品開発している部門も紹介されていたが、新商品が開発されてもすぐには日の目を見ないということらしい。売り上げ目標もない・・・なんてすごい。KDDI、村田製作所、帝人、パナソニックなどそうそうたる大企業が伊那食品工業に視察に訪れていたが、それだけユニークと言うことか。

そんな伊那食品工業だが、2005年の寒天ブームの影響を受け、売上が急に伸びた。しかし、ブームが去って、その反動で減収を記録した。塚越社長は、ブームを受け顧客と従業員からの要請で増産に踏み切ったが、従業員が疲れ切ってしまったので、ブームが去ってちょうど良かったと言っていた。

伊那食品工業は「終身雇用」「年功序列賃金制度」によって従業員のモチベーションが高い様子が取材されていたが、彼らは本当に生き生きとしていたな~~(ま、生き生きとした人の映像を中心に使ったのだろうが・・・)。それにしても、従業員が自主的に早出してガーデンやトイレの掃除をしていたし・・・。そして、さまざまな制度や手当が紹介されていたが、一体どれだけ、従業員に還元しているのか、ビックリするな。一人の従業員の家を取材していたが、土地が120坪で高台に位置しており、建屋自体も比較的大きな家を建てられるのも将来に対する安心感があるからかな?

10億円を投資したR&Dセンターは、売上規模に比べると比較的大きな投資。映像を見る限り、かなり良い環境で開発をしている様子だった。番組では弾力性のある寒天を塚越会長が試食していた。この食感には私も興味がわいた。他に可食性のフィルムが紹介されていたが、これは実用化されたのか?そして、寒天カスを土壌改良剤(アガーライト)にしたり、寒天を利用した医薬用カプセル、歯科医療用の歯型を取るゲル、化粧品(保湿力を利用した)を開発したりと、寒天を中心としていろいろなドメインに向けた商品を開発していた。アガーライトは鉄分やミネラルを大量に含んでいるらしい。

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終身雇用や年功序列制度に関しては、向く企業と向かない企業があるだろうなと感じた。あまり大きすぎる企業では、逆に年功序列は向かないかも知れない。塚越社長は抜擢のある年功序列制度だと言っていたが、逆抜擢もあるのかな?その話はなかった。

村上龍氏が番組の中で塚越会長の書籍中の一文を紹介していたが、それが「利益は健康な会社から出るう○ち」である!これはすごくインパクトがあった!利益がうん○とは!。その説明として塚越会長は、人間は排泄するためにものを食べているのではない。健康になるために食べているのだ。企業も同じで、永続するるためには隅々まで栄養(つまり稼いだお金)が行き渡らないと行けない。まずは従業員に還元して、職場も快適にして、研究開発費などに投資して、最後に残ったのが利益だ、という言っていた。これは名言だよ。ドラッカーもビックリか~~。ちょっと下品だから逆にインパクトがあるな。

そして、もう一つ塚越会長が言っていたのが「全ての企業は開発型であるべきだ」ということ。企業が永続するためには新たな商品、新たな技術、新たな販売方法など、あらゆるものを新に生み出していかなければいけないということで、この意見にも賛成だな。

塚越会長の書籍を読んでみたくなった!

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2012/08/26

オイコノミア(2012/08/21放送分)

「円が強いのいいじゃない!?」(後編)

外国為替に関する話題の後編。まず、又吉さんが三菱東京UFJ銀行の外国為替ディーリングルームに潜入。こういうのは貴重な映像だな。でも、インターバンク市場で、全てがコンピュータ・ネットワーク上で取引されているので、比較的静かに行われているな~。取引されている量は4兆7,000億ドルというから、莫大な量だ。

為替は個人や金融機関単位ではコントロールできないが国家ではコントロールできるのか?という話題で、今週も佐々木百合教授が登場。で、国家(中央銀行)による市場介入の話だが、市場介入自体の金額は市場全体で取引されている量が小さくてあまり効果が無い・・・と言う話で終わりか!!アナウンス効果のような心理的な効果の話は無し。

その後は、自国の輸出産業保護のための、通貨切り下げ競争の話だが、これも中途半端。

さらに、単一通貨のメリットから、ユーロの話に移ったが、このユーロに関しては最近あちこちで書きまくっているので、もうここでは省略。ユーロ導入の歴史も省略。

第二次世界大戦後、サー・ウィン・ストーン・チャーチルの「欧州は統合すべし」の言がユーロ誕生の端緒だというのはちょっと・・・

単一通貨のデメリットとして、自国の状況に合わせた金融政策が取れないことと言っていたのが気になった。それは正しいが、それが全てではないだろう。

そして、単一通貨に絡んで最適通貨圏理論の話が出てきた。これは、単一通貨にすることのメリットがある域内とはどういう範囲であるかを説明するもの。(ロバート・マンデル氏が提唱したものだが、彼のことはよく知らなかった)
1.経済的ショックの影響が同じ
2.物が動きやすい(域内で商品の価格差が小さくなり経済格差が埋まる)
3.労働者が移動しやすい(域内で失業率の差が小さくなり経済格差が埋まる)
ここで、2と3は1が満たされないときの代替手段ということだったが、私が覚えているのは3つはほぼ同列だった・・・。ちょっと昔の本を紐解いて調べてみよっと。

話題はちょっとそれて、自国の通貨を持っていない「パナマ」に関して。パナマにはバルボアという通貨があるが、1バルボア=1ドルということで完全にドルと同期している。

最後は、アジアが単一通貨になった方が良いかを又吉さんが街角アンケート。今は経済格差が大きいので単一通貨にするメリットはあまりない・・・とずいぶんまともなアンケート結果だな。アジアが単一通貨になる可能性は「経済学の立場では将来的にあり」だが、「文化的」「政治的」「歴史的」な点においては困難だという話だった。

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で、やっぱり物足りないな。30分番組の前後編では語り尽くせないよ。でも、もうちょっと専門的な話も・・・無理かな~~。

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ガイアの夜明け(2012/08/21放送分)

緊急取材!ユーロ危機の今~広がるニッポンへの影響~】と題して、ヨーロッパ・特にスペイン、ギリシアの状況と、ニッポンに対する影響を取材したもの。

まずは、円高で日本人観光客が増えているスペイン・マドリッドでのインタビュー。しかし、日中に発生したデモにより、ある日本人観光客の夫妻はホテル周辺の通りが封鎖されて、ホテルに戻ることができない(警備している警察官にホテルのカードキーを提示して、バリケードの中に入れてもらったけれど)など、観光や日常生活にも影響が及んでいるようだった。

取材の中で日本では見かけないような状況が・・・というのは、生活費の足しにと髪の毛を売る・・・なんてすごい。ウィッグにするのかな?200gで130ユーロというから、そこそこの値段か。母親が自分の子供の髪を売りに来ることもあるというけれど、これって児童虐待にならないのかな?

その、スペインの若年層の失業率は50%を超える状況。

また、生活費が払えずに住居を追い出される人が続出している。というのと、その強制執行の現場の取材はすごい迫力。警察も出張ってくるなんて、強引だな~。日本で警察があんなことやったら絶対にマスコミからつるし上げられるよ~~。

事の始まりは
1.単一通貨の導入
2.ユーロ圏の経済発達への期待
3.資金の流入
4.企業、工場の事業拡大
5.雇用の増加
6.人口の流入(移民~スペインは400万人くらい、主に中南米から)
7.好景気
・・・(というところで)
1.ギリシアによる債務隠しが発覚
2.ユーロの信用低下
3.資金の流出
4.企業、工場の縮小、撤退
5.失業率の増加
6.不景気
のような状況と言うことだ。

中南米などからスペインに移民してきた人は、今度はアルゼンチンに移動するということらしい。経済が発達するところに人が集まるのは世の常か。

企業や工場の撤退に反対して、スペインの米国大使館前でデモしている人たちが紹介されていた。米国企業が50社以上も撤退しているというが、だからといって、米国大使館前ででもしても仕方がないだろうと思うのだが・・・。

しかし、そんな中、スペイン国内にある日産の工場では700人の従業員を新規雇用。実は、工場を閉鎖するか、それとも昇給をなくす(給与の据え置き)かを従業員による投票に委ねた(スペインでは定期昇給が当たり前ということらしい)。その結果、従業員たちは、昇給よりも雇用の維持を選んだということだった。7割近くの従業員が給与の据え置きに賛成したというから、スペインの人たちの意識も変わったと言うことかな?。また、その結果、コスト削減努力が評価されて、新型の電気自動車(商用バン型)の製造拠点となることが決まった。そして、新規にラインを設けることになり、それに伴い700人の新規雇用が生まれたというわけ。そういう意味では、国民の意識が変わっていけば、社会も変わっていくんじゃないの?

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一方、ギリシアでは国有財産を売却しており、それを買っているのが中国。ここでも中国マネーはすごいね。資産の切り売りに関しては、取材に応じたギリシアの人たちは反対の意見が多かったが。

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こうしてみると、ユーロ危機はまだまだ予断を許さないことを再認識させられるな~~。

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2012/08/23

未来世紀ジパング(2012/08/20放送分)

【世界に羽ばたく!ニッポンの技術②復活"日の丸"ジェット】
最初は、ファンボローエアショーの模様。あぁ、もうこのまま1時間、この様子だけ放送してくれたらいいよっていう感じ。で、ファンボローはビジネスショーだから、航空機の商談がメインとなる。で、そこに今回三菱が進出して、MRJを売るっていう話。ちなみに、MRJは「Mitsubishi Regional Jet」の略で、三菱製の短距離ジェット旅客機と言うこと。ハブ空港と地方空港を結ぶコミューター航空など向けの機体である。

MRJは、YS-11以来約50年ぶりに日本が作る旅客機と言うことになる。ま、細かいところを言えば、民間航空機は作っていたのだがね。MU-300とか・・・。

番組としては、YS-11は市場予測あるいは顧客志向のマーケティングができていなかったため売上が伸びなかった。MRJはその反省を踏まえての開発と言うことだった。

リージョナル航空機の市場は、5,000機、17兆円であるが、この分野ではボンバルディア、エンブラエルの2強がいるので、その市場に食い込むための差別化戦略が重要になる。

MRJは、快適性と、メンテナンス性、そして燃費である。ただ、航空機の採算ラインは400機くらいなので、今の受注状況(100強)では苦しい。

で、ファンボローの航空ショーの間に、世界最大のリージョナル航空会社(スカイウェスト航空)から100機の受注を獲得したということで、緊急の記者会見を開いていた。世界最大のリージョナル航空会社からの受注だから、その他の航空会社も注目するだろう。これが売上拡大の契機になれば良いのだが。

で、未来予測は「名古屋が世界の航空産業三大拠点となる」というものだった。その他の拠点というのは、米国のシアトルと、フランスのトゥールーズだが、名古屋のもの作りの潜在能力は、前2都市よりも大きいと思うので、MRJやその後の国産航空機の動向によっては夢ではない予測かなとも思う。

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日本の航空機産業にひいきな内容になっちゃったな。

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2012/08/21

アジアの風(2012/08/18放送分)

今回の主役は、ロボット開発会社の(株)アールティー。最初は、人間の動きをまねて動くロボットのデモンストレーションから。デモをしていたのは中川友紀子社長。CCDカメラで人の動きをキャプチャーし、その動きをコンピュータで解析して、ロボットに指令を送るというもの。遅延が0.5~1秒くらいあるが、そこそこおもしろいな。

この会社はロボット向けのAPIを売っていこうというもの。そのデモをしていたロボットにも搭載されていると言うことらしい。

で、APIの話が出てきたけれど、番組のAPIの解説はちょっとトンチンカンだった。今までは、ロボットに何かの動作をさせるときに、それぞれ固有の命令をたくさん書かなければならなかったが、APIを持つことにより、少ない命令で済む。そして生産性が飛躍的に向上するということを言おうとしているらしいが・・・。う~ん、ソフトウェア技術者以外の一般人にAPIを説明しようとするとこうなるのか・・・。やはり、おいらたちは特殊な世界に浸りきっているんだな~~。

そんなことはさておき、経済産業省によるロボット産業の市場予測によると2035年にロボット産業は10兆円規模の市場になるとあり、その半数はサービス分野という。そのサービス分野のロボット開発をターゲットにAPIを売っていこうという企業戦略らしい。また、2015年には介護ロボットの保険適用の範囲が広がるし、応用範囲は広いかも。

このAPI技術をアジアに売っていこうとしているのだが、中川社長がターゲットにしているのは「タイ」であった。その理由としては、タイの大学がロボット関連の競技会では必ず上位に入賞するなど大学レベルではロボット技術は高いということ。つまり、ロボットの消費市場というよりも、開発の盛んなタイで、大学などの研究施設向けに売っていこうというということらしい。

実際、タイに赴いてJETROや大学(マヒドン大学とあった)でデモンストレーションをしていた。
また、バンコクのロボットの聖地(日本の秋葉原や日本橋に近い・・・規模は小さいが)のようなところも視察していた。

そして、さらに次のカセサート大学でデモをしてたのだが、その大学の学科長らしき人が出てきて「タイではプログラムは無料だという感覚」というショッキングな話が出てきた。その学科長はAPIを売ろうとするのであれば、レベルを付けたらどうかという提案をベーシックなレベルは無料にして、アドバンスドなレベルを優良にすれば良いのではと言うことだ。また、難しい技術なので、技術指導とセットで売っていけばどうかという提案もしていた。

今回は、各国のアナリストの登場は無しだった。さすがにこういう特殊な技術に関してコメントできる人はいなかったのかな。

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番組ナビゲータは「今までの日本企業はアジアを市場あるいは製造拠点とみなしていたが、今後は開発拠点になっていくだろう。しかし、タイなどは今後は開発拠点になっていくだろう。それは日本の製造業にとっては新たな展開になる」と言っていた。でも、開発まで海外で行うようになったら、日本は生き残れるのかちょっと不安。私は、製造業を中心とした技術の維持と向上こそが日本の生きる道だと思っているのだが・・・。

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2012/08/20

マネーの羅針盤(2012/08/18放送分)

電子書籍の市場は、5年後に2,000億円になるということで、これから幾何級数的に伸びていくという予測のグラフだが、本当のところはどうだろう。欧米ではKindleが出たときあたりから電子書籍の普及が凄まじいが、日本はまだ1テンポ2テンポ遅れている感じ。かくいう私もまだ持っていないし。(スマフォで読書している・・・確かに画面が小さくて見にくいので、専用端末が良いかもと思う今日この頃)

楽天から出た専用端末「kobo Touch」は比較的安価で人気だ。ただ、ネットでは炎上している。(三木谷社長は強気の発言だが・・・)。kobo Touch に関しては、Linux端末としても興味があるところだ・・・。

で、電子書籍を利用する人としては、紙の書籍と電子書籍とでは読むコンテンツが違うと言うことだった。携帯小説などのように気軽に読めるコンテンツが人気であるという。電子書籍向けのコンテンツを充実させることが普及の鍵となるかも知れない。

番組では、電子書籍のメリット・デメリットを次のように挙げていた。

メリット
・書店に行く必要が無い
・本棚が要らない
・文字の拡大で読みやすい

デメリット
・貸し借りができない
・端末により買える作品が異なる
・電子化された作品が少ない

う~~ん、この辺の解説はありきたりだ。

ところで、日本でも、図書館では電子書籍が進みつつあるといことだった。電子書籍の貸し出しは「一定期間でデータが閲覧不可、削除される」という仕組みにより実現されているそうだ。なるほどね~~。図書館では、人気のライトノベルを借りたいという人が殺到するのだそうだが、電子化することで、そう言ったニーズにも応えられるようになる。

また、例えば参考書などは、紙の書籍であれば、マーキングしたり、書き込まれるので、貸し出しが禁止されているが、電子書籍であれば、それはクリアできる。

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個人的には、電子書籍のメリットはやはり「ロング・テール戦略」ではないかなと思う。紙の書籍時代には絶版になったり販売部数が少なくて入手困難な書籍でも、電子書籍になれば、いつでも同じ価格で手に入る時代が来るのでは?そうなると、普通の書店、図書館、そして古書店の存在意義が大幅に変わる。特に古書店にとって影響は大きいのでは?

具体的には、出版社が過去に出版した全ての書籍を電子化して配布できるようにし、なおかつ1冊単位ではなくて、章ごととか、切り売りできるようにするとよいのでは、と思っている?(切り売りするときの著作権については慎重な議論が必要だが)

すると、
・古書にプレミアが付くことがなくなる
・古書街に行かなくなる
・高価な学術書も必要な章だけバラ買いできる
こんな時代が来るかも。私は、書籍に関して、その装丁の豪華さやレア度などにはあまり興味が無く、内容重視なので、電子書籍はウェルカムなのだ。・・・と言いつつ、まだリーダーを購入していないのは、そんな私が読みたいと思うコンテンツがまだ登場していないから・・・。

紙の書籍の方が良い、と言う人はまだいるかも知れないが、CDの時代にアナログ・レコードが良いと言っているのと同じ、そんな時代になる気がするな。

いずれにしろ、電子書籍を普及させるキラー・コンテンツが現れる必要があると思う。

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市況だが、

・日経平均は270円あまり上昇して9,100円を突破
・NYダウは25.09ドル上昇して13,275.20ドル

米国では、7月の小売売上高が市場予想を上回ったこと、シスコやホームデポが予想を上回る好決算だったことから景気回復への期待感が強まった。一方で、NYダウが高値水準に留まるために利益確定の売り注文も出て、小幅な上昇に留まったと言うことらしい。

世界の株式市況だが、独国のDAX指数が日経平均に次ぐ上昇幅を記録。これは、欧州債務危機が当面回避されたと言うことで、独国内の金融機関関連の銘柄が買われた結果だという。

しかしながら、投資家はまだ夏休みが続いており、本格的な市況の動きは来週以降になるということだ。

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うっ、30分番組なのにコメントを書きすぎた!電子書籍などという、非常に興味のある分野がテーマだったから・・・ま、しかたないかな~~。

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2012/08/19

カンブリア宮殿(2012/08/16放送分)

真似されてこそ本物!大人気和菓子の老舗に"商いの道"あり】と題して和菓子屋の「たねや」がテーマ。

まずは、大阪梅田の阪神百貨店に入っている、バームクーヘンが名物の「クラブ・ハリエ」である。ここ、見たことあるよ。残念ながら、洋菓子は苦手なので買ったことはないのだが、大阪勤務だった頃は、よく人だかりができているのを見かけた。

この「クラブ・ハリエ」を出しているのが、滋賀県近江八幡に本店を構える和菓子屋の「たねや」である。

和菓子の業界は伸び悩んでいるのだが、その中で成長をしているのが、このたねやであり、それを率いるのが4代目の社長「山本昌仁」さんであった。

山本社長が拘っているのは「本物」。たねやの工場では自社で餡を製造していたが、今や和菓子の大手でも餡作りは外注しているところが多い中で、自社製造は珍しいとか。(餡を炊くと言っていたが、餡を作るのことを「餡を炊く」と言うと初めて知った。)

また、伝統を守ることと、それを打ち破る新たな挑戦をすることの両立を心がけていると言うことで、「ふくみ天秤」という「最中」を開発していた。これって、コンビニのおにぎりみたいに、さくさく感が味わえる。絶対、コンビニおにぎりからヒントを得たに違いない。

モットーは、「皆がいいというものはやらない。そういうものは予に出回っているので、二番煎じになってしまう。」このフレーズに似たフレーズをどこかで聴いたことある。「全員一致なら辞めてしまえ!」というやつ。開発者魂が問われると言うことだね。

開発中の商品を試食するところを取材していたが、餅に純粋なオリーブオイルをいっぱいにかけて食べるという「和洋折衷」のような商品で、今までに無いアイデアだなと思った。試食した村上龍氏が珍しく食レポのようなことを言っていたが、あまり説得力は無かった。

番組で紹介された「たねや」の特徴としては、
・農場を持っており、3,700坪の土地でヨモギだけを作るなど、地元滋賀県産にこだわった食材を使っている
・「たねや」の由来はもともと種苗点だったことらしい。屋号はなかったそうだが、来店客がたねやさんと呼ぶことで自然と名前が付いた
・銀座の三越に出店して失敗したことから、京都の雅(みやび)に対して滋賀の鄙び(ひなび)を売りにしていった
・工場は滋賀にしか作らない。というのも、場所が変われば水が変わるし食材も微妙に変わるので、味を調えるのが難しくなるため

真似されてなんぼといって、クラブ・ハリエの店頭での切り売りの手法が真似されても意に返さなかった。また、「たねやアカデミー」という教育施設では自社の若手以外の職人も育成している。他社の跡取りとかも受け入れて、自分のノウハウを全て公開しているというからすごい。和菓子業界全体のことを考えてのことだと思うが、ノウハウを教えても全く同じ味はできないだろうという絶対の自信がある気がするな。

最後は、たねやが運営する自社の従業員のための保育園。その子供たちは園内にある農場で野菜を収穫し、同じく園内の食堂で調理されたものを食べるのである。食育だな~~。

また、広大な土地(35,000坪)に和菓子と自然に関するテーマパークのようなものを建設する計画もあるらしい。

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ということで、伝統のある和菓子の分野で革新的な試みを次々と行っているたねやの山本社長だが、地元の滋賀、近江にこだわるという一本筋が通る経営をしているところに共感できた。テーマパークができたら是非行ってみたいな。

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2012/08/15

ガイアの夜明け(2012/08/14放送分)

メダルを支えた…スポーツメーカーの闘い

オリンピック選手を裏で支えるスポーツ用品メーカーがテーマ。前回はアシックスがメインだったが今回はミズノが中心。

競泳用水着では、前大会で世界を席巻したスピード社の水着に対抗して国内メーカーのデサントが最新技術で巻き返しを図るというもの。

スポーツ用品メーカーとしては、
ロンドンオリンピックの公式スポンサーとなったのはAdidas
蛍光色の黄色いシューズでひときわ注目を引いたNike
ボルト選手と契約を結んだのはPuma
あたりが目に付いた。

エピソードとしては、1956年のメルボルン・オリンピックで、Adidasが各国の選手に自社のシューズを無料で配った。その結果、Adidasのシューズを履いた選手が72個のメダルを獲得し、85の世界記録を樹立した。そして、その特徴的な三本線のシューズを履いた選手の写真が通信社を通して世界中に配信されると、大きなプロモーション効果を得ることができた。そして、Adidasブランドが世界中に浸透し、他のメーカーもそれに倣って有力選手に自社の製品を提供する専属契約を結ぶようになった。と言う話がおもしろかった。

メルボルン大会の時、全選手がAdidasのシューズを履いたとしたら、メダルは全部取れるじゃん。と思ったが、世界記録はそれなりの機能性がないと達成できないな。

そして、今やオリンピックは、スポーツ用品メーカー同士がしのぎを削る代理戦争の様相を呈してきたと言うことかな。

もう一つのエピソードとしては、PumaとAdidasの創業者が兄弟(兄:ルドルフ・ダスラー、弟:アドルフ・ダスラー)だという話がおもしろかった。この兄弟は元は同じ会社でシューズを作っていたのだが、決別したと言うことらしい。兄弟が支え合うのではなく、お互い競い合ってそれぞれの会社を世界的企業にしてしまうというのは、よっぽどライバル心が強かったのだろうな。この話は初めて聞いたので非常におもしろかった。

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オリンピックに限らず、大きなスポーツ大会や国内外のプロスポーツというのは、スポーツ用品メーカーのプロモーションの場になってきている。スポーツ用品を買うときに「あの選手が身につけているブランドと同じもの」を買いたいという購買行動は誰にでも見られるからね。ということで、当面はこういった戦いは続くのだろうけれど、再編も起きるのかな。

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さて、来週は欧州危機の話。非常に楽しみではある・・・。

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未来世紀ジパング(2012/08/13放送分)

謎の大国サウジアラビア…急接近するニッポン

今夏、電力不足が懸念される中、火力発電が見直され、その燃料として石油の重要性が増し、その輸入元として重要視されているのが、サウジアラビア。そこで、そのサウジアラビアへの取材を敢行するというもの。

まずは、沖縄の平安座島にある国家石油備蓄基地を訪問。その中の一部の石油タンクはサウジアラビア向けに貸し出していると言うことだった。サウジアラビアは、日本以外の東南アジア向けにそのタンクを使っているのだが、有事の際は日本が優先的に供給を受けられる条件付きと言うことだった。

そのサウジアラビアは原油の埋蔵量が世界一であるとともに、ペルシャ湾側と紅海側にパイプラインを持っているので、エネルギーの安全保障上とても重要な国であるという。(もし、イランがペルシャ湾の出口であるホルムズ海峡を封鎖しても、西側の紅海から原油を供給できると言うこと)

今、世界ではエネルギーのパワーバランスが変わりつつある。その中で、サウジアラビアは強い危機感を持っている。というのも、国家収入の85%が石油関連事業によるものだからだ。

しかしながら、サウジアラビアの若者は、
・働き口がない(清掃などのブルーカラーの仕事は外国人労働者がしているのだが、サウジアラビアの若者はやりたがらない)
・やる気がない(就労意欲が乏しい)
・食うに困らない(医療や社会保障の充実により)
ということらしい。

で、脱石油を掲げていて、さまざまな施策を行っている様子。

日本は、リヤドにSEHAIという、主に電気・電子技術者を養成する施設を建設し現地の若者に研修を受けさせていた。

それから、自動車会社のいすゞは、商業用トラックのシェア7割を誇っているが、その地盤をさらに堅固にするために砂漠の大地に工場を建設していた。

また女性には、イスラムの戒律のため、多くのハンデがある。

例えば、
・サウジアラビア国内では、外国人であっても、女性は民族衣装(アバヤ)をまとわなければならない
・親族以外の男性と公共の場で話をしてはいけない。(でも、一部の接客業で女性店員が許可された)
・自動車の運転ができない
など。

ということで、女性の学力向上と(イスラムの戒律と共存しながらの)社会進出が喫緊の課題と言うことになる。そこで、世界最大の女子大を昨年建設した(もちろん国立)。現在5万人の女性が学んでいるというが、施設は広大なものだった。番組では構内をモノレールが走っている、駅は14駅もあると言っていたが、画面を見る限り、全線高架ではあったが、「モノレール」ではなかった。普通に線路が敷かれていた。しかし、架線はなかったので、新交通システムと言ったところか?(それとも、ディーゼルとか・・・石油大国だからあり得る・・・)。授業料も住宅費も無料という・・・夢のようだな。

最後に、未来予測では、ガソリン50円/1Lの時代が到来とあった。やはり、エネルギーのパワーバランスが変化して、現在の産油国が生産調整などによる価格調整をしていくのは厳しいと言うこと。供給が増えれば自ずと価格は下がる。

日本は石油の見返りとして技術を提供しているが、相対的にサウジアラビアの影響力が小さくなったとしても、パートナーシップを維持していくことが重要だと締めていた。というのも、サウジアラビアは、メッカとメディナという2つの整地を抱えており、年間数十万人もの巡礼者がそこを訪れる。つまり、中東の見本市ということであった。

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オイルマネーが潤沢なサウジアラビアで、社会保障が充実することにより、逆に若者の就労意欲の減退やモラル・ハザードが発生するのは皮肉な現象かな。

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2012/08/14

未来世紀ジパング特別企画(2012/08/12放送分) ジパングが見る世界の潮流!

これも特別版と言うことで日曜日放送、翌日は通常放送があるのにね。なんだか、こういう番組がはやっているのかな?(特別編と言うことでWEBサイトのバックナンバーも掲載無し)

今回は池上彰氏がゲスト。まず最初に未来予測「日本は世界をリードする」というもの。内容は、新興国が世界の経済の主役になるので、そことうまくつきあうことで、日本は世界をリードすることができるというもの。

それはよいのだが、この特別編の内容は、過去に放送されたもののダイジェスト版といった感じだった。

・インドの人口が増加、空前の結婚式ブーム、出産ブームの話。2025年には人口が世界一となるというところ。
・中国では翡翠がブームで値段が40倍になったと言う話。投機的な現象かと思うけれどね。
・バングラデシュが、世界の工場となっていくという話。労働力のコストが中国の1/5というところで、世界の企業は中国からバングラデシュへのシフト進めていると言うこと。
・ナイジェリアでは、映画産業がブームであり、年間2,000本の映画が作られているということ。ハリウッドが600本/年だから、ざっと3倍以上だね。雇用創出が100万人というから一大産業だ。

で、こうした国々は、
・BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)
・Next11(イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコ)
と言われている国々であり、いずれも人口が多い国と言うこと。

こうした国々への日本のアプローチであるが、一つは小分けビジネスと言っていた。1回で使い切れるくらいの量で販売することで、ボトル単位で売れないようなものでも売ることができる。というものだが、果たしてそれが大きなキーワードかな?

そして、今後の世界をリードするために必要なものとして注目されるのがエネルギーということ。ロシアは天然ガスの宝庫で今では欧州経済はロシアの天然ガスなしでは語れない状況と言うことだった。しかし、米国でシェールガスの採掘が始まったり、カナダのオイルサンドなどの影響で、エネルギーのパワーバランスが変わっていると言うことだった。ちなみに、日本でもメタン・ハイドレートや、シェールオイルなどがたくさん埋蔵されていることが分かってきて、技術開発が進んで採掘が始まれば、これまたエネルギー事情が全く異なってくると言うことだ。しかし、番組でこれらは全て過去の映像の使い回し。金かかってないな~~。

で、日本のお家芸である技術の話で、新幹線の話だが、これまた使い回し、あるいはボスポラス海峡の海底トンネルで沈埋函を使った工法の話もあったが、新鮮みがない。

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ま、これらの技術を使って新興国の発展をうまく支えていくことで日本が世界をリードすることができるという話だが、総集編に無理矢理テーマを付けたような印象だったな。

ジパングをずっと見ていた人は、なんだかつぎはぎだらけの構成だと思ったんじゃないか?

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オイコノミア(2012/08/12放送分)

「円が強いのはいいじゃない!?」(前編)

あれ、今回は初回放送がこの時間かな?それとも予約録画に失敗していたのか?それはともかく。

まずは、谷中で又吉さんが商店や旅館で円高に関する意見を聞いて回っていた。円高が進行して、輸出企業が打撃を受けている一方で消費者は円高の方が良いという意見。

そして、講師として佐々木百合教授が登場。又吉さんが「円高という表現が分かりにくい」と言っていたが、確かに私も小さい頃はよく分からなかった。1ドルが100円から80円になるのが円高だから、ちょっと混乱する。番組では1ドルが100円から80円になるということは、ドルが値下がりしたと言うことだから、逆に円が値上がりしたというふうに覚えれば良いと解説していた。ちなみに、英語で言うと、円高は「strong yen」(強い円)ということで、こっちの方が分かりやすいかな。

円高、円安の影響について、番組ではミニカーやテレビのミニチュアなどの例を用いて説明していたが、やはり分かりにくいのではないかな?図なんかを駆使した方が分かりやすく説明できる気がする。このあたりは相変わらず工夫が足りないと思うな。

それから、海外貿易が物々交換から貨幣を介したものに変わっていったという話と、幕末期の日本では金銀の交換レートが欧米よりも低い(つまり銀の価値が高い)ので、外国人は日本で自国の銀を売って金を購入してそれを海外に持ちだして、その差益で大もうけをしていたという話。(この話は円高と直接関係ないじゃん!)

次は固定相場制の話と変動相場制の話が出てきたが、グラフによる円の推移と1973年から変動相場制へと移行した話だけでは、少し物足りない。為替レートが決まる仕組みの説明もアバウトだ。

さらに、購買力平価説の話が出てきた。これは、今までのオイコノミアに比べると段違いに難しい話だ。経済学をかじっていない視聴者は理解できなかったのでは?

具体的な例としてあげられていたのは「世界的に販売されているハンバーガーの価格」を各国で比べてみると言うこと。ハンバーガーの品質が同じだとすると、その価格がそのまま為替水準に等しいと言うことになる(例では、そのハンバーガーの値段が日本円で320円、米国ドルで4.20ドルで、それを計算すると1ドル=76円になるということだった)。で、「THE ECONOMIST(2012/01)」によるハンバーガーを使った為替レートと実際の為替レートとの比較をした図が表示されていたが、これを見ると、米国を基準として日本は-1%だから、ほぼ同水準だが、中国、インドは-40%~-60%台と大幅に低い(つまり、元やルピーの価値が低めだと言うこと)が明らかだな。そして、ユーロは+6%だったが、最も高いのがスイスの+62%って、なぜだろう?スイスの経済状況に関しては(ニュースになることもあまりないし)知識が無いな~。

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購買力平価説の前に固定相場制、変動相場制、などの話をもっと深くしておかないと購買力平価説の理解は難しいかも。

言葉としてはその他に「一物一価の法則」とか出てきたが、これは購買力平価説の説明の前提として出てくるものだね。

次回は後編。為替をコントロールできるのかとか、ユーロの問題とかが出てくるらしいが、もっと深く掘り下げてほしいな。でも、今回みたいにいきなり購買力平価説とか出てくるとついて行けないし、短い時間の中でうまくまとめるのは大変なんだろうな。

個人的には、アジアの通貨危機とかのネタも出してほしい。

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マネーの羅針盤 がんばれニッポン!スペシャル

今週はレギュラー版の放送後に、別枠でスペシャルが放送された。お題は「がんばれニッポン!スペシャル」で、海外、特に東南アジアで活躍している企業を紹介するというもの。

まずは、ヤクルト。インドネシアでは1日に220万本飲まれていると言うことだった。販売方法は日本のヤクルト・レディーと同じで、女性の販売員が(自転車で)売って回るという手法だった。インドネシアはイスラム圏の国だが、こうしたところは厳しくないのね。そして、コンビニなどに対しては、ヤクルト側が冷蔵庫ごと提供して販売するといった手法で、認知度向上も行っていると言うこと。

その他インドネシアでは、ユニチャームが「おむつをばら売り」して売上を伸ばしたり、ポカリスエットは脱水症状の予防や回復のために飲まれていたりと、独自の工夫した売り方で売上を伸ばしていることが紹介されていた。

一方、タイでは日本食レストランとして大戸屋が進出していた。メニューは日本とほぼ同じであり、ホッケなどの焼き魚系のメニューが人気だとか。そして驚いたのは、値段が日本とほぼ同じ700円台が中心で、それでも人気と言うことだった。タイの所得水準がかなり上昇しており、前述のインドネシアの1.5倍程度はあるということだった。その結果、中間層の購買力が上昇しており、大戸屋の価格も手が届かないレベルでは無くなってきたと言うことらしい。

そして、最後はミャンマーであるが、ここはこれからの発展が期待されると言うこと。民政に移行してまだ間がなく、所得水準とかはアジアで最も低いレベルだが、海外企業の生産拠点などの進出が始まっているらしいと言うこと。

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キャスターの蟹瀬誠一氏は、アジアへの企業進出を今回のロンドンオリンピックのメダルになぞらえて、大手(金)は苦戦したけれど、中堅(銀、銅)は現地で頑張っていると言っていたけれど、今回紹介された企業は結構大手じゃんか!と思ったよ。

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2012/08/13

アジアの風(2012/08/11放送分)

前回に引き続き、京都の洋菓子店「一善や」が台湾に出店するための奮闘ぶりを取材したもの。

前回は、生クリームの調達に関して、5倍のコストがかかると言われて辟易していたが、その話は片付いたのか?今回は生クリームに関してはほとんど登場せず。そして、今回は生クリーム以外の原材料である、フルーツ類の調達に関してと、マーケティングに関して(どこで、いくらで売るかと言うこと)

まずは、フルーツの調達であるが、台湾ではさまざまなフルーツを外国から輸入しており、日本のリンゴ(紅玉)も手に入るようであった。果物屋の女主人らしき人から「とても高いよ」と言われていたが、それでもたくさん買うと言っていた。良いものを作るためには原材料を惜しんではいけないと言うことか?

で、そういった原材料費、加工費、人件費などをベースに1個あたりの価格を試算していたが、ざっと180台湾元で、日本円で470円くらいとなる。一膳やの日本での価格と同じくらいだそうだが、台湾では普通のケーキの3倍の価格と言うことで、これってめちゃ高いじゃん。台湾ではラーメンが50~60台湾元くらいだそうで、ラーメンの3倍の価格のケーキというのは、うーんという感じ。やはり、生クリームのコストが一番高いのだが、中村社長はどうしても生クリームに拘りたいと言っていた。

この価格に関して、番組ナビゲータも、この価格は完全に富裕層向けの価格であり、中間層のアッパーでは手が出ない価格だろうと言っていた。

この超高価格帯のケーキをどこで売るかというと、地元の高級ショッピングモール「微風広場(Breeze Center)」というところ。グッチやルイヴィトンなども入っているモールらしい。

で、ショッピングモールの日本人支配人に直談判。やはり現物を食べてもらうという作戦。「これを食べてもらえば絶対評価してもらえる!」というくらい味に絶対の自信があるんだな。

現地のバイヤーも一堂に会して試食。お約束の100点満点をもらえていた。そして、最優先で出店を考えたいという言葉ももらっていた。

ということで、今後は実際の出店に向けた具体的な話をしていくというところで番組は終わっていた。

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今回は、(裏で番組スタッフが事前に根回しなどをしていないとして)本当にうまく行ったなという感じ。一膳やの中村社長は、こう言っては何だがあまり国際的にばりばり活躍すると言ったタイプの方ではなくて、本当に職人気質の人という印象を受けた。台湾の市場をうろついている姿は「裸の大将放浪記」のような印象さえ受けたし。

もちろん、JAICAをはじめとした周囲のサポートがあったにせよ、今回の成功は中村社長本人の強い意志のたまものだろう。

番組ナビゲータも、中村社長の強い思いが困難を乗り越えてここまで来ることができたと言っていた。

実際に出店されるまではまだいくつもの困難を乗り越える必要があると思うが、それらを一つ一つ克服してアジアで成功することを祈りたい。

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2012/08/12

マネーの羅針盤(2012/08/11放送分)

超小型車がテーマ。

国内大手自動車メーカーがこぞって開発している1~3人乗り程度の小型電気自動車が、特に地方の買い物弱者の高齢者にとって救世主になるのではないかという話。

国土交通省も、現在車両区分がないこういったグレードの車に対して、あらたな区分を設けようとしている。免許や車庫、税金がどうなるのかが興味あるところ。

要は、インフラの整備が必要かなと言うこと。締めが「オーフスに習へ」ということだったが(残念ながら浅学で詳細は分からない・・・)。自動車の乗り入れを規制したとか言っていたが、本当か?

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市況だが、日経平均は\336の上昇(5週ぶり)、NYダウも上昇。でも、投資家は夏休みに入っているところも多く、小動きに終始したとのこと。

NY証券取引所に英国のサッカーチームである、マンチェスター・ユナイテッドが上場。でも、初日の終値は上場価格と同じ$14ということで、さえない取引だったそう。かのクラブは「ミュンヘンの悲劇」という映画にもなった、名門中の名門だが、株価が振るわないのは残念だな。買収先の企業イメージの問題か?

それはさておき、株式市況は底入れとはいえない状況で、今後の金融政策への期待から現在の水準を維持しているだけだと言っていた。まだ一進一退の状況と言うことらしい。

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カンブリア宮殿(2012/08/09放送分)

これがハッピーになるM&Aだ!~日本企業が強くなる方法教えます~

EPGのタイトルが中身と違うような?。EPGでは「知る人ぞ知る人気ファミレス・・・秘密公開!驚きの企業復活ノウハウ」とあったが・・・。

ということは抜きにして、中小企業向けのM&Aの話。M&Aと言えば、バブル崩壊とともに外国企業による敵対的なものや、村○ファンドのように国内のファンドによる、同じく敵対的なものが賑わせていた時期もあり、一般的には良い印象がない。

今回紹介する「日本M&Aセンター」はWin&WinになるM&Aを行う企業である。中小企業のM&Aに関しては、今まではニーズはあってもマッチングする相手を探すことができなかったのでは?そのニーズに答えるような会社である。

で、売れやすい会社と売れにくい会社が表になっていたが、

売れやすい会社
・ソフトウェア
・印刷
・金型
・金属加工
・調剤薬局
・食品卸
 業績的には、当然利益があり、粉飾の恐れが少なく、資産超過である、拡張性のある会社


売れにくい会社
・1社単独、下請(その会社に依存した経営)
 数年にわたり連続赤字、本業以外の不動産投資などが多く、債務超過である、拡張性がない、関連性がない事業を展開している会社

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売れにくい会社として大手に依存した下請け会社が上げられていたが、そういう意味では建設業などは典型的な売れにくい会社か?でも、建設業の下請は、労働集約型で、その人材は流動するだろうから、企業の存続はあまり重要ではない?

それよりも、製造業など企業としてのノウハウをもっているところを継承させていくことが重要かな?

そんな中小企業を売りたいというニーズは今後大きくなると言うことだった。というのも、団塊の世代の社長が引退を考える時期に来ているということ、自身の子供などに事業を承継することが難しくなっていると言うこと、かといって番頭格の役員に借金を背負ってまで事業を譲る余裕は無いと言うこと、らしい。

いったん廃業となれば、その企業が持っていた技術、ノウハウは全て四散してしまい、まとまった能力として維持していくことは困難になる。M&Aで譲渡されれば、そういった技術、ノウハウは新しい企業で生きていくことができる。ということで、日本の技術力維持のためにもM&Aは重要となっている。

M&Aで重要なものは秘密保持であって、服装をラフなものに着替えていくなどの気遣いは欠かせないようだ。

最後は、先月(2012年07月)に「ヒガシマル」が「コスモ食品」を買収した際の譲渡契約式の模様を取材していた。ヒガシマルは鹿児島の会社で、飼料や製麺業を営む会社である。当時のニュースによると買収価格は22億円ということだったが、資本金6億、売上高80億のヒガシマルだから、買収資金はLBOで調達したのかな?ヒガシマル自体も典型的な同族会社であるが、ここは東家が事業を継承していくんだろうな。

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2012/08/09

ガイアの夜明け(2012/08/07放送分)

真夏の防犯カメラ 密着24時】今回は、経済番組というよりは、「実録!シリーズ~」みたいだったな。ショッピング・モールで万引き犯を捕まえるエピソードなんて、別の番組を見ているみたいだった(ま、私はあのシリーズは見ないのだけれどもね)。

ということで、あまり経済的な話は無し。防犯カメラの台数とかが紹介されていたが、「おお、すごく多いな」みたいな感想になるだけ。それでも感心したのは、日本人は街角に防犯カメラがあることにあまり抵抗がないらしい。自宅の近所に防犯カメラを設置してほしいかというアンケートには8割くらいがほしいと答えていた。っていうか、紹介すべきはそんなところくらいかな。

ただし、画像処理技術に関しては(私も長いこと画像処理のソフトを作っていたので)非常に興味のあるところだ。変装していても同一人物かどうかを高い精度で判別することができるというのは、すごいな。今までは犯罪が起こったとき、周辺の防犯カメラの画像を収集しても、それを解析するのは人間だった。今後カメラの数が増えていけば、解析する手間も膨大になるだろう。それがある程度自動化できるようになれば、分析する人のコストを抑えることができ、さらに解析する時間の短縮にもなるだろう。

そういえば、「イーグル・アイ」という映画があったが、そういう時代が来るのかも知れない。

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アジアの風(2012/08/04放送分)

以前紹介した京都の「洋菓子店:一善や」の中村健二郎社長が、実際に台湾への出店を計画する話。今週と来週の2回に分けての特集。

まずは、中村社長が台北のスイーツ事情を視察。独特のかき氷は(連日30℃を超える日が続く)暑い台北で受けることに納得していたが、超巨大シュークリームには閉口していた。というのも、生クリームではない脂っこいマーガリン類から作った合成クリームを使っているということらしい。

それで、台湾で唯一、日本の牛乳を使った生クリームを作る会社を視察。で、条件交渉でコスト5倍と言われていたが、これって絶対足下見られているよね。交渉を続けることでは合意したが。テレビ局の取材付きで交渉していると言うことなので、普通に考えれば、相手はなんか特別な事情があるのだろうなと思うだろう。

最後に、番組ナビゲータが、中小企業が海外進出するための要素としてパートナー選びが大事だと行っていたが、その基準としては、
①人間性
②人脈
③マネージメント能力
と言っていた。③はともかく、①が無い人には②は伴ってこないよな~~。

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来週は、出店に向けた具体的な動きだが・・・。
・材料調達
・販路開拓
がメインになってくるのかな。ちょっと楽しみ。

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2012/08/08

マネーの羅針盤(2012/08/04放送分)

国内を中心とした旅行の話。主にバス旅行かな。旅行の目的が行き先よりも「誰と何をするか」ということに主眼が移ってきていると言うことだった。写真撮影や、グルメ、名城巡りなど、目的を絞ったツアーが人気だそうだ。

日本人が国内旅行で使うお金は年間21兆円あまりとは、意外と多いなという感じ。

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番組で紹介されたちょっといい言葉。

旅することは生きること(byアンデルセン)。彼は当時としては珍しく生涯に30回以上海外旅行をしたそうだ。

松尾芭蕉も「旅は人生そのもの~」のようなことを言っていた(うろ覚え、全集持っている割にこの体たらく)が、まさにそうだね。

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日経平均は下落。(でも、これを書いている時点では反発して今日は一時\8,900を回復)

米国では非農業部門の雇用統計が大幅に改善で、雇用者数が16.3万人(3日発表)。ということで、NYダウも盛り返していた。

アメリカでは株価が企業利益に追いついていないという状況で、株式が割安の状態ということだった。これは買い時か!!

今週(04日までの週)は欧米の財務当局による、今後の景気、為替対策について発言が期待されていたが、具体策は何も明かされず、肩すかしを食らった週だった。

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ところで、今週は番組で紹介されなかったが、米国の干ばつは相変わらずひどい状態で、過去50年で最悪の状況になっている。穀物収穫高への影響はもちろんだが、山火事も多発しており、森林への影響、温暖化への影響も懸念されている。穀物の価格の高騰は2014年くらいまで続く可能性があり、世界の穀物供給体制に多大な影響があるのではないかと考えられている。

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2012/08/07

カンブリア宮殿(2012/08/02放送分)

日本生まれの家電「マッサージチェア」で人々の心身を癒やせ!

フジ医療器の木原定男会長がゲスト。パナソニックなどの大手を押さえて、マッサージチェアのシェアナンバーワンというからすごい。

フジ医療器の創業時、マッサージチェアを銭湯にただで置いてもらい、一ヶ月後には(想像以上に)料金箱にお金が貯まることを見せつけて買ってもらうようなことを繰り返した。その後は、温泉街などにも同じ要領で置いてもらい、実績を積んで買ってもらうという戦術がおもしろかった。これって、お試しはただという、以前紹介した、「Zappos」や「Oh My Glasses」と同じやり方だね。ま、フジ医療器はBtoBで、後者はBtoCだが。

そして、個人客にマッサージチェアを売っていくのだが、農業機械の大手クボタの商談会で一緒に売っていくという戦術だった。ターゲットは当然農家で、クボタの営業が値引き交渉などをしていた。なるほど、農家は家が大きくてマッサージチェアを置くスペースも十分にあるし、肉体労働で疲れると言うことで、狙いが良いよね。

木原会長はいろいろな売り方を検討していたそうで、縁日で売っていたこともあるというのはすごすぎる。いくら何でもそんなところでは売れないだろうと思うのだが、買った人がいて、その人は実は日本を代表する大手自動車メーカーのトップだったそうだ。木原会長はそのとき、縁日に来たその人の身なりから、とても買わないだろうと思ったそうで、後日その人に、正直に話して謝罪したそうだが。これはネタかな。事実にしてはできすぎな気がする。

で、ここでも今後の成長市場は中国であり、フジ医療器は海外での商談会を初めて上海で実施していた。北欧の商社が来ていたが、北欧でもマッサージチェアの需要はあるのか?

現代人は、ストレスから肩こりなどを訴える人が増えているし、それは全世界的と、言っていた。肩こりがボーダレスだと言っていたが。今後こういった健康家電市場は大きくなるだろう。

木原会長は、健康家電の現在の普及率は10%前後でそれを30%まで上げたいと言っていたが、家庭への普及率が10%もあるのかな?という私の実家にも確かに存在していたが。でも、他の友達の家庭などで滅多に見たことはないし、そう考えると、マッサージチェアを買う人って、そんなにいるのかなって感じだ。確かに、家電量販店に行くと、マッサージチェアに座っている人をよく見かけるが、彼らは買う気はなくて、ただ乗りしているだけだとみているのだが。

そして、木原会長はさらに「その30%に達していないのは売る側(というか製品の側)に問題がある、それは機能なのか値段なのか、いずれにしろそれを克服していかなければいけない」と言っていたが、そういう企業の姿勢には好感を覚えるな~。

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先週はオリンピックの影響で放送される番組が少ないな~~と余裕扱いていたら、こっちもオリンピックの見過ぎで、その少ない番組すら見る時間がなかった。

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2012/08/03

未来世紀ジパング(2012/07/30放送分)

幸福度vs経済成長…幸せの国が教えること:前編】と題して、池上彰氏と宮崎美子さんがブータンの国の現状を視察して、幸福とは何かを考える・・・ということかな。

ブータンのGDPは14億ドルで日本の4,000分の1ということで、GDPで言えば最も貧しい国の一つに数えられる。それでも、国民の97%が「幸せ」だと答える国だそうで、本当の幸せとは何なのか、日本の未来を考えるという大きな話。

ブータンの今を作ったのは先代(第4代)の国王(ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王)で、王政を廃止して、立憲君主制を導入したそうだ。そして、50代で息子の現国王(ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王)に王位を禅譲して、今は身分を隠して国内各地を漫遊しているという。まるで水戸黄門だ(これは番組内でも言っていた)。GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)という指標を提唱して、それを国政に反映させたということだ。

ブータンと日本の関係と言えば、日本人の農業指導者で、ブータン農業の父と言われて「ダショー」というブータンにおける栄誉ある称号を贈られた西岡京治(ダショー西岡)氏が出てくるかなと思ったが、やはりこの番組でも紹介されていたね。亡くなったときはブータンで国葬が執り行われたというから、偉大だよね。

ところで、池上氏が、「ブータンでは物々交換が主流だ。GDPは市場を介した売買しか計算されないので、実際はブータンは豊かなのだ」というようなニュアンスのことを言っていた。物々交換が活発に行われているのは確かだし、GDPが市場を通した売買しか積算されないのも事実だが、そうだからといって、ブータンが豊かだとはならないだろう。物々交換を市場活動に換算したらどのくらいなのかという検証がないとGDPが低くても生活が豊かだという話にはならないはずだ。

そういう揚げ足取りはよしとして・・・。

GNHを国政の指標に上げたブータンだが、そのGNHを具体的なビジョンに落としたものが次の通り。
・持続可能で公平な社会経済開発
・環境保護
・文化の推進
・良き統治
って、これってその他の国にも当てはまる一般的なビジョンじゃないの??日本のどこかの政党のマニフェストにも書いてありそうなことだ。と思ったら、ブータン政府にはGNH委員会というものがあり、それが(組織図上は)首相と同じ権限を持っている。(番組で紹介された組織図は本当に正しいのかな?政府内のガバナンスはどう働くのか?)そして、国民に対して(幸福に関する)アンケート調査を行って、その結果をベースに国政を行っていると言うことらしいが。

という感じで、前半はブータンっていい国だな~~という論調だったが、後半はその影の部分の紹介。

まずは、ブータン国内のインターネットカフェにたむろする若者。そこでは、若者がネットゲームに興じていた。そして、建設ラッシュにより、外国人(ほとんどがインド人)労働者の増加。自動車の販売台数の増加(ヒュンダイと、インドスズキだと言っていた)による交通事故も増加。(そういえば、ブータンの首都では、前国王が「ブータンには信号機は似合わない」と言って、全信号機を廃止したとか。それで、交差点では警官とおぼしき人が交通整理をしていた。)さらに外国製品の流入により、外貨の流出が続く。番組ではスマフォがブームだと紹介していた(価格は平均月収の倍以上!)が、そうした外国製品を輸入しても、ブータンは海外に輸出するものがあまりないので、輸入過剰の貿易赤字状態が続く。主にインドのルピーで支払っているようだったが、国内の準備高が不足して、輸入制限をかけたそうだ。その結果、需要過多で物価が上昇。インフレだ!(野菜が2倍と言っていた。)

若者たちが物質的な豊かさを求めて海外の製品を買いまくり、西欧諸国のようなファッション、生活に憧れることで、ブータンらしさが失われるのではないか・・・。という危機感がある。

しかし、池上氏は前編の最後に「それでもブータンの豊かさは揺るがない」と言っていた。それは「足るを知る」ということだと言っていたが、詳細は次回の後編に託されるのかな。

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ブータンに貨幣経済が導入されてまだ40年と言うことだった。調べてみるとその前はブータン・ルピーを使っていたとあった。ドル・ペッグならぬ、ルピー・ペッグ制だったのかな?いずれにしろ従前はあまり貨幣を使わなくても自給自足で生活できていたのだろう。

そして、ブータンの首都や主要都市が西欧文化に染まってしまうのは、致し方ない気がする。しかし、そうなると、都市と農村で貧富の差が広がり、さらなる都市への人口の流入、農村の過疎化が進むという、どこの国でも経験した経緯をたどるような気がする。

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